「現実を視よ」 柳井正

朝刊の書籍広告をみて関心を持ち、書店の店頭で1ページ目を読んで購入を決めました。

帯のコピーは、
「ゴールドラッシュのアジアに取り残され稼ぐことを忘れて、国を閉ざす日本人へ あなたが変われば、未来も変わる」

現実を視よ

現実を視よ

柳井さんの言葉だからこそ重みがあります。
閉塞感漂う経済状況の最中にあってのこの言葉。
久々に新鮮な空気が流れてきたような潔さを感じました。

短いセンテンスの明確な言葉は読みやすく、
読書のスピードも上がります。

私自身、社会人として景気低迷の時代しか経験していないので、
時折、先行きの見えない暗いしかも長いトンネルを歩いているような気になります。
どう努力しても、何か変わるのだろうか、変わらないじゃないかと。
それでも人との出会いはやはり人を動かすもので、
野心家でバイタリティがありしかも努力家という上司と一緒に仕事をしていたときは、
仕事にも人生にも前向きな気持ちを触発されたこともありました。
でも、やっぱり好景気の時代を過ごしたからそういう発想ができるのかな、今とは違うものね・・・と心のどこかで思う部分があります。

でも、それでもやはり、
このような強い意志で前に進んでいるビジネスマンの言葉には励まされます。

文中に、ドラッカーの引用部分も出てきて、
もう一度「マネジメント」も読みたくなりました。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

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いま、趣味でフランス語を学んでいますが、
英語の学習も再開したくなりました。

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉

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「もっと頑張らなくちゃ!」ではなく、「あきらめたらそれまでなんだ」と感じさせられました。