「すぐに使えるフランス語会話 スーパービジュアル」

パリが大好きです。


行き交う人々、街頭に照らされた石畳、素晴らしい美術館、おいしいショコラショー、みんな大好き!です。

でも、訪れるたびに残念なのは、フランス語が話せない、聞けない、読めないことです・・・。
ホテルや百貨店、美術館などの観光地では、英語で応対して頂けるので困ることはあまりないのですが、
売店(パン屋さん、量り売りの紅茶やさん等)、レストランなどで、相手の言葉が全く聞き取れず、私の言葉も通じず、お互いに悲しい表情で別れたことが何度かあります。



例えば、マドレーヌ寺院での思い出です。

寺院の地下に、6ユーロちょっとでランチが頂けるレストランがあります。
パリは物価が高い街なので、このお値段は魅力的。
しかも、ちょっとしたデザートつき!という情報を知り、わくわくしながら入店したのですが、ここはフレンチオンリー!英語は全く通じない世界でした☆
ウェイトレスは皆さんご高齢のおばさまたちで、私の英語には200%のフランス語でお返事が返ってきます。
どうにかオーダーはしたものの、楽しみにしていたデザートで問題が・・・。
デザートは自分で棚から持ってくる仕組みになっていたのですが、その方法がいまいちわかりません。
テーブルから立ち上がって取りにいこうとすると、「なに?なにか用事なの?」とぎろっと睨まれ、話しかけても会話が成立せず、またトライして、また不毛に終わり・・・という繰り返しで、結局あきらめてお店を出ました。
今になってみれば、とてもよい思い出ですね。


また、北駅からシャルル・ド・ゴール空港へ電車で向かおうとしたとき、何らかのトラブルで電車の発車ホームが変更されていたことがありました。
全く理解できない車掌さんの放送の後、列車から降ろされて呆然とホームに佇んでいたところ、向こうからさっそうと歩いてきたチャイニーズ系の青年が、
「空港にいくの?ホームが変わったよ。こっちだよ!」(早口の英語だったけど、多分こんな感じだったと思います)と案内してくれました。
フライトまでそんなに時間がなかったので、本当に感謝感謝の気持ちでいっぱいになると同時に、次に来るときはきっとフランス語を話せるようになってくるんだ!!と決意したものです。


あこがれのオペラ座
舞台のチケットも、臆せず窓口で買えるようになりたい!



というわけで、フランス語教室の初心者コースへ入学できるよう、ただいま独習中です。
選んだテキストはこれ!

「すぐに使えるフランス語会話 スーパービジュアル」(CD付き!)

スーパービジュアルとは、文章の構造を図解化することによって、外国語の構造を理解しよう!という方法です。
文章での解説よりも、視覚的に言葉の成り立ちが理解できるので、わかりやすく、おすすめです。
また、私がこの本を購入しよう!と決定したきっかけは、著者の以下の一言に心打たれたからです。
本書P5より

言葉の仕組みがわかった上で言葉を学習するのと、そうでないのとでは、その学習効果には天と地ほどの差が出てきます。
文章の構造がわかっているのは、敵陣地を攻略するのに、飛行機等で偵察し、前もって敵地の状況を知っているようなものです。

天と地ほども差があるとは!!
これはもう、構造をしるしかないでしょう。
そういえば、英語が苦手にならなかったのも、塾の先生の指導方式がこの方法だったからかな・・・という昔の思い出も頭をよぎりました。

こちらの本は、丸善本店の語学コーナーで見つけたのですが、我ながら、よいテキストに出会えてよかったな〜と思っています。
私は、iPhoneにCDを取り込んでいて、ちょっとした時間に聞き流したりしています。

フランス語、全く話せないのに、現地ではなぜか道を聞かれたり話しかけられることが多いので、
北駅で助けてくれたあの青年のように今度は私もさわやかに応対できるようになりたいなぁ!

すぐに使えるフランス語会話―スーパー・ビジュアル

すぐに使えるフランス語会話―スーパー・ビジュアル